2023年の6月上旬に、念願の「ガラパゴス諸島」へ行ってきました!
生物学を愛する者としては行っておきたかった聖地ガラパゴス諸島…生物学者チャールズ・ダーウィンが進化論を思いつくきっかけになった土地であり、世界遺産の一つでもある場所です。
この島にしかいない、珍しい野生動物を間近に見つつ、雄大な自然を感じることができる最高の場所でした。
書きたい事がいっぱいあるので、いくつかに分けて更新していこうと思っています。今回はガラパゴス諸島への入島までをまとめています。
今回の旅行行程
バンクーバーに在住のため、バンクーバー空港からガラパゴス諸島のサンタクルス島にあるバルトラ空港までの流れを説明します!
アビアンカ航空でキト⇒ガラパゴス諸島のバルトラ空港
今回はこのようなフライトで行きました!
1日目の夕方の便でバンクーバーを出て、深夜にメキシコで乗り継ぎして、早朝6時くらいにキトに到着、時間をつぶしつつお昼前のフライトでガラパゴス諸島に飛びました。
基本的はガラパゴス諸島へのフライトは午前中しかなく、お昼ごろにキトに到着してしまうと、次の日のフライトを待つ必要があります。
日本から行く場合はアメリカ経由で行く事がほとんどだと思います。その場合はキトで1泊するか、2泊してキト観光もするスケジュールを提供するツアー会社が多いみたいです。
キトの空港で8時間以上も時間をつぶすのは嫌だったのと、キトでホテルを取るのももったいなかったので、上記のようなプランで行きました。ハイシーズンでもなかったので、1本早い便でも良かったかな…と思いますが、余裕を持っていた方がいい!
ガラパゴス諸島へ入るために必要なこと
エクアドルのキト空港に到着する(国際線)と、今度は国内線への乗り換えです。
荷物を一度バゲージクレームで回収し、出発ロビー(Arrival)に向かいます。
その後ツーリストカードの購入とガラパゴス諸島への入島専用の荷物検査を受ける必要があります。
ツーリストカードを購入する
写真の窓口でツーリストカードを買うことができます!出発ロビーは広くないので、見渡せばすぐ見つかるので焦らなくて大丈夫です。笑
購入する時には下記のものをすぐに提出できるように準備しておくといいです!
- パスポート
- 帰り(ガラパゴス諸島から出る)のチケット予約画面など
20ドル(アメリカドル)で購入できます。クレジットカードで購入している方もいましたが、現金をおすすめします。万が一トラブル起きてカード使えないと買えない=入島できないので。
ということでゲットしたツーリストカード!
ガラパゴス諸島から出る時もチェックされるので無くさないように気を付けてください。
専用の荷物検査を受ける
続いて、ガラパゴス諸島に持ち込むスーツケース等の機内預け入れ荷物の検査をする必要があります。
先ほどのツーリストカードを購入した窓口の近くにドーンとあるので、迷うことはないでしょう!
この専用の荷物検査をすると、通過したスーツケースなどにタグを付けてもらえます。
タグが付いていない荷物は機内預け入れできないので、忘れずに検査を受けてください。
スーツケースが空かないようにタグを付けられるので、開けることができなくなります。
なので荷物整理をしたい人は先に済ませておきましょう。ちなみに私は、うっかり水筒を出す前にタグを付けてしまったのでもう一度検査を通りました。笑
タグは手でちぎるには硬いので、ハサミをサービスカウンターでお願いして借りました。2回目の検査に行ったら担当スタッフに「さっきやったじゃん」て言われましたが、「一回開けちゃった」って言ったらもう一回できました。
ペットボトルについて
ガラパゴス諸島はごみ問題を深刻にとらえていて、島内へのペットボトルの持ち込みを控えるようにお願いしています。
事前にその情報を知っていたので、自分で水筒を持参し、島内に居る時はウォーターサーバーから補充をしていました。(正直この方が安い)
ガラパゴス諸島行きのフライトについて
チケットの予約
アビアンカ航空を利用してガラパゴス諸島へのフライトチケットを購入しました。
公式サイトからオンラインで購入しようとしたのですが、なぜかクレジットカードが認証されず買えなかったです。メールで問い合わせしてみたのですが、そのメールへもなぜか返事が来なかったので、Trip.comなどの他サイトを経由して購入しました。
そして画像にある通り、チケットのグレードを選ぶことができるのですが、ここが少し面倒でした。
ガラパゴス諸島在住の人でない場合はFare Lを購入する必要があります。Fare Lの料金はもちろん高いですが、いわゆる外国人料金のようなものが既に含まれているため、それを追加で払う必要が無くなります。
ちなみに間違ってXSやSなど他のグレードで予約してしまった場合は、150ドル(アメリカドル)を現地で徴収されます。
ちなみに帰国後調べたところ、この制度に気づかずに現地で徴収されて焦った人や、運よくされなかった人が居ます(参照)。現地で徴収されても飛行機の席のグレードが上がるわけではないので、現地でトラブルになりたくない人は先にFare Lを予約しておいた方が安心です。
キト空港での待ち時間
保安検査通過後のキト空港内はお土産さんもあり、広いスペースがありました。ちなみに、早朝〜8時くらいまではフライトを待つ人で結構混んでました。
中にはレストランとカフェがありますが、どちらも空港料金でややお高めです。エクアドルのご当地カフェらしいAmazoniaカフェで時間潰し兼朝食を食べました。ラップサンドと12ozのモカチーノで12ドル(アメリカドル)でした。
エクアドルのeSIMはこの待ち時間にアクティベートしました。初めてairaloを使ってみたのですが、事前に購入しておいて、回線切り替えてすぐ使えたので楽ちんでした。
紹介コードで安く利用できるので、もし悩んでいる方がいたら使ってください!
フライト中の注意事項
キトからグアヤキル(エクアドルの別の都市)経由の時は、一度グアヤキル空港で止まりますが、降りずにそのまま待機します。この待ち時間中に清掃などのチェックがあるため、トイレなどは着陸前に行くのがベターだったかも。
また、フライトの最中にCAさんから上記のような、「ガラパゴス諸島の宣誓書」を貰えます。これを先に書いておくと到着後がスムーズなのでボールペンがあると良いです!
空港到着後でも書くエリアがあるのでもし逃しても大丈夫です。ガラパゴス到着後に、入島料を払うタイミングで渡しました。
スペイン語も英語も不安な方は日本語版もあるので、記入ミスの無いようにしましょう!下半分は特にやばそうな持ち物を持ち込む人意外はNOにチェックすれば問題ないです。
ガラパゴス諸島の空港に到着後
入島のチェック
厳密にいうとガラパゴス諸島には2つ空港があるのですが、今回はサンタクルス島に近いバルトラ島にある空港のパターンで紹介します。
着陸後は飛行機から降りて、スタッフさんの後に続いて歩いて移動します。日差しが既に強いので気になる人は帽子、雨の日は濡れることを想定したほうがいいですね。
その後屋根があるところについて、入島のチェックがあります。
- パスポート
- 入島料100ドル(アメリカドル)…現金
- ツーリストカード
- 機内で書いた宣誓書
をすべてしっかり用意しておきましょう!
パッと見クレジットカードの機械などは無かったので、現金で持っていった方がいいです。チェックされた後でツーリストカードの半券を返されますが、これは島を出るまで無くさないようにしてください!
荷物回収(バゲッジクレーム)
飛行機から降ろされた荷物は、バゲッジクレームの場所で受け取ることができます。
ベルトコンベア式ではなく、スーツケースが並べられていくスタイルですが、OKと言われるまでスーツケースが見えてても取ってはダメです。
たぶんこのタイミングで、青いタグを切ってくれるので、受け取り後は荷物を開けることができます。
空港からプエルトアヨラへ移動
空港があるバルトラ島からプエルトアヨラという町があるサンタクルス島に移動する必要があります。
- 空港からのバスでバルトラ島の港に行く(確か5USD) 20分程度
- ボートに乗りサンタクルス島に渡る(確か2USD) 10分程度
- そこからバスorタクシーでプエルトアヨラに向かう 50分程度
こんな流れです。
1のバスチケットは空港に売り場があるのでそこで購入できます。2についてはボートに乗っている時に集金されるので、準備してから乗ってください。
そして3については、バスかタクシーを自分で選んでプエルトアヨラに向かいます。
ボートを降りたらすぐにバスorタクシーエリアがあるのでわかりやすいです。バスは5USD、タクシーは25USD。
その他
アメリカドルを持っていこう
現地通貨はアメリカドルです。20アメリカドル札以下を満遍なく持っていく事をおすすめします。
入島料を支払う時にピン札の50アメリカドル紙幣2枚で支払いましたが、偽札かどうかチェックしていました。なるべく大きい紙幣は持っていかない方が楽です。
一応観光地なのでクレジットカードを使える店は多いですが、手数料がかかったり機械が壊れている場合もあるので事前に確認した方がいいです。
チップは払う?
バンクーバーほど強制されませんでしたが、チップ文化はあります。基本現金で払ったのでだいたい10%で計算して、余っている硬貨を追加で渡していました。(お財布を軽くしたい)
例えば27ドルのお会計のときに30ドル払ってお釣りはチップ…という風にしていました。
調べた範囲での相場は、
- 空港送迎 5ドル~10ドル
- ツアーガイド 15ドル~20ドル
だそうです。
ホテルのベッドメイクさん用のチップを枕元に1ドル置いておきましたが、こちらは受け取ってもらえませんでした。どうしても渡したい人はメモなどに「チップです」とか書いてわかるようにしてあげた方がいいですね。
また、ツアーに参加するとボートのクルー(乗船スタッフ)さん用のチップボックスが設置されていました。こちらのボックスに入れても、ガイドツアーの方には渡らないので、手渡しをしてください。同じツアーに参加した他の人の様子を見てましたが、チップをあげていない人ももちろんいます。
まとめると、露骨に催促はされませんが、チップをやんわり要求される場面があったり、特別に親切にしてもらったり、自分が納得するなら5ドル~渡した方がお互い気分がいいと思いました。
英語は通じる?
どこかで「英語は思ったより通じない」と見たのですが、本当にその通りでした。
そもそもガラパゴス諸島までの道程で、メキシコの空港に入ったときからスペイン語しか聞こえなくなります。入国審査官など特別なポジションの人は英語を話せますが、通常のスタッフさんは英語を話さない人が多いです。
- ツアーガイド 英語で意思疎通OK
- 観光客向けレストランの店員さん 簡単な英語OK
- ボートのクルーや大通りに面したギフトショップの店員 スペイン語メイン、簡単な英語
- ローカルなレストラン 観光客慣れしてるけどスペイン語だけ
体感はこんな感じです。
街を歩いているとツアー会社らしき人から声掛けされて営業を受けるのですが、その英語はツアーガイドさんレベルではなかったです。現地で交渉してツアーを探したい人はその辺を踏まえて、スペイン語で予算や希望などまとめておくと安心かなと思いました。
ガラパゴス諸島関係記事
コメント