ガラパゴス諸島でぜひ行きたかった場所「チャールズ・ダーウィン研究所」について紹介します。
ゾウガメの保護のためにいろんな研究行っている研究施設で、生物学に関わる人・ゾウガメが好きな人は間違いなく一見の価値ありです!
ダーウィン研究所とは?
チャールズ・ダーウィン研究所は、ガラパゴス諸島のサンタクルス島の市街地プエルトアヨラにある施設です。ガラパゴス諸島の自然環境保護活動をしているチャールズダーウィン財団 (CDF) の支部にもなっています。
この施設は、ガラパゴス諸島での研究の拠点として1964 年に開設されたそうです。
簡単にまとめると、主にゾウガメ保護のための素晴らしい活動の一部を見て学ぶことができる施設です。
ちなみに、名前の由来になっているチャールズ・ダーウィンは有名なイギリスの生物学者です。ダーウィンはビーグル号で出航し、ガラパゴス諸島には5週間ほど滞在したと言われています。この旅行が彼の著書『種の起源』を書くきっかけとなり、進化論につながることとなりました。
ゾウガメが管理飼育されている
ちょうど食事のタイミングで、むしゃむしゃ食べている様子をボーっと眺めることができました。笑
この研究所では2日おきに餌を与えているそうです。施設内ではあまり歩かないため調節しているとのことでした。
ゾウガメの仲間が何ヶ月も水と食べ物をなしに生き延びることができることは有名ですよね。
食べる様子を見ていると、「かじりついて飲み込むだけ、咀嚼しない」というのが良く分かります。
こんなに大きな体をしていますが、彼らの脳みその大きさはピーナッツサイズらしいです。
人工繫殖もしているそう
ゾウガメはテニスボールサイズの卵を7個くらい、年一回産卵します。2〜3ヶ月で孵化したあとは、大きくなるまで施設で丁寧に飼育されています。
写真にある通り、甲羅にIDナンバーを書くことで管理しているんですね。ちょっとかわいい。
大きなゾウガメと違って子ガメは特別なケースの中で2年間は飼育されます。このケースは、フタのようなカバーを閉められるようになっていて、主に夜犬に襲われないように対策しているらしいです。
会いたかったロンサムジョージ
世界で一番有名なカメ、ロンサムジョージの剥製を拝見!とてもとても感動しました…。
ロンサムジョージはピンタゾウガメという種の1個体で、生存が確認されていた最後の個体でした。しかし、繁殖することなく(子孫を残せなかった)、2012年、ジョージの死によりピンタゾウガメは絶滅したと考えられています。
ジョージという名前は発見者に由来しています。
行くとわかるのですが、剥製があるエリアまではいくつかに分けられていて、外部から入ってくる人の体温を下げる役割があります。なぜそこまでするのかというと、熱や光は剥製を損傷する恐れがあるので、温度にも慎重になっているんですね。
一度に入る人数も制限されていて、近づかずフラッシュを焚いて写真を撮影してはいけない、ガラスにも触ってはいけないなど厳しいルールがあります。同行するガイドさんの話をよく聞いて注意事項を守りましょう!
ゾウガメ以外のことも学べます
研究所の活動やガラパゴスの自然についてパネルで知ることができるウォークスルーエリアもあり、とても勉強になりました。
またガイドさんと同行すると、上記のような事も説明して教えてくれるので楽しいです。
パネルに書いてある英語がわからないと難しく感じますが、写真が大きくて見やすいのでなんとなく眺めているだけでも学びがあるかも?
アクセス情報など
公式サイトはこちらからチェックしてみてください。
ギフトショップも
直営のギフトショップがあり、こちらでの売上の一部は財団や研究所の活動に使われるそうです。
ということで私はグッズやTシャツなどたくさん買ってしまった…笑
場所はダーウィン研究所に行く途中、プエルトアヨラの街寄りにあるので、もしわからなかったら受付の方に確認してみてください。
また、ダーウィン財団にはダイレクトに寄付もできます!
注意事項
10ドルでガイド付きのツアーに参加しないとロンサムジョージには会えないので注意です!
ガイドはスペイン語か英語を選べます。
スケジュール
この日は、9時にホテルのロビーに集合して、午前中はダーウィン研究所、午後にエルチャトを周って2時半ごろ帰宅しました。
ほぼ1日中ネイチャーガイドのビリーと一緒にサンタクルス島をうろうろしていたのでとても楽しかったです。
後半のエルチャトについては別の記事にまとめています!合わせて読んでみてください。
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