毎年この時期にまとめている「タックスリターン」関係の記事。
今回は(たぶん最終編)帰国後に日本からタックスリターン申請する際の注意点をまとめてみました。
帰国の時期が決まったタイミングで情報収集や事前準備をしておいたので大きなトラブルなく申請は終えました。あとは小切手が手元に届けばクリアです。
これまでのタックスリターン関係の記事も整理しているので、初めての人も、2回目以降の人も何か参考になれば嬉しいです。とりあえず全部読んでもらって、わからない部分を自分で調べればかなり理解度が増すと思います!
これまでの記事
タックスリターン初めての人
「タックスリターンの申請は初めて!」の方は上記の記事からご覧ください。
数年前に書いた記事ではありますが、大体の流れは最新のものと同じなはずです。
申請したらCRAアカウントを作ろう
CRAという団体がカナダの税金関係の処理を進めています。
オンラインで申告・リターンされるお金などを確認するために「CRAアカウント」を作成する必要があります。このアカウントがあれば、小切手の発送先の住所をネット上で変更できたり、次のリターンの小切手がいついくらもらえるかわかったりします。
初回のタックスリターン申請前にはアカウントが作れないため、初回申請⇒受理⇒アカウント新規作成⇒2回目(2年目)のタックスリターン申請という流れに従う感じです。
詳細は上記の記事でまとめています。
2回目以降の申請方法
2回目の申請は1回目よりもスムーズに終わります!
要注意なのが、「Notice of assessment」という書類に書いてある「アクセスコード」が必要だということです。
帰国後のタックスリターンで必要なもの
帰国前準備:CRAのアカウント管理
CRAのアカウントを帰国後にもみられるように、日本でもログインできるか事前に確認しておく必要があります。
要するに、パスワード管理などをしっかりしておくことをおすすめします。
例えば、「カナダ現地のSIMを解約してしまうと、テキストメッセージ認証ができなくなってしまい、CRAアカウントにログインできなくなる」という面倒な事態が発生します。
こうなると、国際電話をかけて直接CRAにお願いしないといけないので大変です。
また、一部の登録情報変更について、タックスリターンの申請中の期間などオンラインでは変更できないものがあるので注意です。
- CRAのアカウント内の住所を日本の住所に変更しておく(GST/HSTの返金とかの小切手が日本に届く)
- ダイレクトデポジット設定済みなら銀行閉める前に小切手配送先の住所変える
- もともと郵送なら帰国のタイミングをよく見て住所を変更する
カナダドル小切手から日本円に換金するのは手間がかかるので、なるべくカナダで、自分の銀行口座があるうちにリターンを受け取ったほうがいいですね。
タックスリターン申請をして、返金されるものがある場合はCRAアカウント内のメッセージでお知らせされています。
書類を用意しよう
- T4…日本でいう源泉徴収書みたいなもの(職場から送られてくる)
- T2202…授業料関係の書類(カレッジなどから送られてくる)
- アクセスコード…上記(別記事内)で説明した8桁の英数字
があれば完了します。
T4などの書類は、勤務先や学校からだいたい2月にもらえるはずです。2月下旬になっても手元に無い場合は、念のため確認した方がいいかも。
やり方はこちらの記事通りに進めていけばOKでした。
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