「Quizlet」を導入して簡単にICT授業

授業実践

この記事では単語学習ツール『Quizlet』(クイズレット)を紹介します!

コロナの影響を受けて、オンライン授業やICT教育の必要性が一層重視されている教育現場。

いざやろうと思っても、「始めたいけどICT環境があまり整っていない」「生徒がうまく活用してくれるか心配」「ICT教材を作ることができるか不安」等色々な問題がありますよね!

「でも何か始めたい!」という方に『Quizlet』を導入したらできることをいくつか紹介していきます。

『Quizlet』って何?

簡単に言うと、単語を覚えるための単語カードアプリです。

この特徴を利用して、英単語だけではなく漢字学習や歴史の用語等「一問一答」形式であれば色々な内容を学ぶことができます。

スマホでもPCでも利用でき、登下校や休み時間などのすき間時間から家庭学習でも活躍します!

自分で作った単語帳を他の人に公開してシェアしたり、他人が作った単語帳を利用して自分で学習することも可能です。

高校生であればスマホは1人1台所持していることが多いですし、それプラスで教員用のタブレットが1台とプロジェクター1台があれば簡単に始められます。

現に私も『Quizlet』の存在を知ってからクイズセットを作成、生徒に使い方を説明して、1週間後には授業で楽しく活用できました!

元々は無料で使用することができる優秀なアプリですが、有料で「先生用アカウント」にアップグレードするともっといろいろな事が出来ちゃうんです!

先生用アカウントって?

月額¥342 (年額¥4,100)でアップグレードすることで、先生はもちろん生徒も楽しんで学習ができる機能がゲットできます。

これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれなのですが、上述した「生徒は1人1台スマホを持っていて、教員用タブレット1台とプロジェクターがある」状況であれば買い足すものもないので個人的には安いなと思いました。

それでも迷うな~という方のために、いくつかの機能の中で特にいいなと思った機能を2つ紹介しますね。

機能① ~生徒の進捗確認ができる~

授業やクラス単位でグループを作成することができるので、それぞれに属する生徒たちの学習の進み具合をしっかり把握することができます。
「生徒たちがQuizletでどのセットを活用して学習しているか」「どこに躓いているのか」などパッと確認できるのは嬉しいですよね。
例えばこんな感じの画面でチェックしています。
▼項目説明
クラス名…授業やクラスなどの単位ごとに設定できます 例)現代文,1年1組など
学習期間…「過去1週間」など特定の時期に生徒がどのくらいアクティブだったか確認できます
学習セット名…「教科書英単語」「日本史用語」など自由に名前が付けられます
生徒アカウント…生徒アイコンとIDがセットで表示されます
多くの生徒の緑色チェックマーク(学習完了)がついている所、特に生徒に人気な「マッチ」という学習形式です。
通常の単語カードのように学習することはもちろん、ランダムに出題されたり、答えをキーボードでタイピングしたり、ゲーム形式でも学習することができます。
「マッチ」では「問題」と「答え」を神経衰弱のように選んで全部のカードを消すまでの時間を競うことができ、ランキングで発表されるので「友達よりも早いタイム!」を目指して取り組む生徒が多かったです。
ちなみにPCではタイピングで隕石を消すゲーム「グラビティ」も遊べます。
英単語だと簡単なんですが、日本史や生物などの長い用語の時は単語の正解よりもタイピング速度が遅くてミスしてしまうので結構難しいです。笑

機能② ~Quizlet Liveでアクティブラーニング?!~

このQuizlet Liveという機能、先生用アカウントではないとプレイできないんですがアップグレード料金を出す価値がかなりあります!
簡単に言うと、「ゲーム感覚で楽しいのに単語学習をしながらグループ活動もできる」という一石二鳥…いや三鳥の機能なんです!
作ったクイズセットを使って、個人戦またはチーム戦で問題に答えていくゲームを簡単に実施できます。
詳しい説明は公式サイトで確認してもらうとわかりやすいです。
下記の様な紹介動画が公開されています。

特におすすめなのはチーム戦です。
授業でのグループ分けって意外に面倒じゃないですか?笑
私の場合は単独クラスではなく合同クラスの授業をすることが多いので、「4人組になって~」と言ってもなかなかスムーズにいかないんですよ!
ところが『Quizlet Live』には「ランダムチーム編成機能」があるので、ぽちっと押せば何度でもランダムでチームが作れちゃいます。(もちろん指定したグループも作成できる)
勝手に動物名(ユニコーンなど空想上の生物やTレックスなど混ざってますが)でチーム名も付けてくれるのでこれも盛り上がります。
時間内でゲームをクリアするという目的があるので、初めて組んだチームでも男女問わず簡単にコミュニケーションをとりながら学習できます。
座学でマンネリ化しがちな授業、なかなか生徒が発言するタイミングが無い授業をあっという間に改善!
生徒たちが主体的に参加しつつ、グループメンバーと考えながら課題を解決する時間…まさにアクティブラーニングではないでしょうか?
単元の終わりなどに1時間『Quizlet』の時間を作って実施すると、生徒は各自で学習セットを見て単語を覚えてきてくれるので、当日はチーム編成ボタンを押しながら進行するだけで授業が盛り上がるので楽ちんです。
最近の授業では『Quizlet Live』をやりつつ、ちょっと工夫をしてさらに盛り上げています!
この工夫はもう少し実践ができたら、また別の記事にまとめたいと思います。

デメリットはないの?

私が『Quizlet』を導入して数ヶ月経ちます。
期間は短いながらも、自分の担当する授業では毎週取り組んで、生徒からのフィードバックを参考にしつつクイズセットや進行方法を改善している毎日です。
その中で感じたデメリットは下記の2つです。

デメリット① ~使い方を教えるのにちょっと時間がかかる~

私の場合、30分で導入しようと試みた結果、スムーズに進まず結局次の授業に持ち越したので初回は50分程度(授業1回分?)は見ておいてもいいかなと思います。
私が指導しているのは高校生で、スマホの使い方をある程度分かっている生徒は多いものの「アプリにログインできない」「操作方法がわからない」などのトラブルシューティングで時間がかかりました
生徒一人一人に「Googleアカウント」を配布している学校であれば、このアカウントを使って直接『Quizlet』のクラスに生徒を招待することもできます。
そうでない場合、一斉に数十人の生徒相手にトラブルシューティングするのが心配な先生は、先に数名の生徒に導入してもらってもいいかもしれません。
そうすれば授業中にその生徒たちが友達に教えてくれるので負担が若干減りつつ、協調学習にもなりませんか?
使い方を説明→実際にログイン→単語帳などの個人機能を使ってみる→慣れたらチーム戦という流れを一回経験しておくと、「次の時間はスマホ持ってきてね~」の一言で次からは済みますよ!

デメリット② ~アカウント使用料金がかかる~

最初にお伝えしているのでデメリットではないかもしれませんが、料金をどこから出すのかが問題です。
自費で出せなくはない料金…でも個人的には教員の自己負担・自己犠牲ありきの教育の充実は良くないと考えています。
私の場合は、最初は自費で導入→生徒に好評→実践報告を他の先生方にシェア→理解を貰った上で教科の予算から捻出しています。
少しでも安くする方法としては、グループ割引という制度があり、数名の教員で登録すると1人当たりの料金が安くなるそうです。
自分で使用してみて「これいいな!」と思ったらぜひ他も巻き込んでみましょう!

まとめ

この記事では単語学習アプリ『Quizlet』について紹介しました!

・英語を中心に、教科や学年を問わず学習に利用できる

スマホで簡単に利用でき、PCでも活用できる

・生徒がゲーム感覚で用語を学べる

有料で先生用アカウントにアップグレードできる

 

▼メリット

・生徒の学習状況が簡単に把握できる

『Quizlet Live』で簡単にアクティブラーニング授業ができる

 

▼デメリット

・実際にアプリを利用するまでの導入に少し時間がかかる

・先生用アカウントへのアップグレードは有料

 

以上です!

デメリットもありますが、学校現場ではかなり役立つアプリだと思います。

しかも導入すれば99.9%生徒は楽しいと言ってくれます(当社比)!笑

百聞は一見に如かず…なのでまずは1か月だけでも体験して考えて欲しいです。

 

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