生命活動とエネルギー
生物は体外から取り入れた物質を細胞内で分解したり、それらを元に合成したりする。体内で起こる物質変化の化学反応のことを代謝と呼ぶ。
代謝とエネルギーの出入り
代謝(生体内の化学反応)は大きく分けて2種類ある。
ATP(アデノシン三リン酸)
光エネルギーや熱エネルギー等「エネルギー」の形は色々ありますが、生物が直接使えるのはATPの中の化学エネルギーだけ!生物の体内ではATPの合成と分解が絶えず繰り返されています。
ATPの構造は、上記のようになっています。
アデニン(塩基)にとリボース(糖)が結合したアデノシンという構造にリン酸が3つ結合しています。リン酸どうしの結合を高エネルギーリン酸結合といい、この結合が切れるときにエネルギーを放出しているのです。体内でATPが合成されるとき、ADP(アデノシン二リン酸)にリン酸を結合させる形で生産されています。
例えば、空の充電式電池がADPだとすると、これにエネルギーを入れて満タンになった充電式電池がATPです。
代謝と酵素
触媒としての酵素
例)過酸化水素の分解…過酸化水素は常温では変化しにくいので、触媒を入れて反応を促進する
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