【Co-opプログラム】体験レポ~入学から授業編~【体験談】

カナダ/CANADA

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タイトル通りCo-opプログラムの前半戦ということで、入学から授業部分についての体験レポです。

よかった点や不満な点をざっくり書いてみました!

 

思いついたところだけ書いているので、後で補足するかもしれません…。

 

そもそもCo-opプログラムを選んだきっかけ

海外で働きながら次のキャリアに向けて勉強できる!」というエージェントの言葉を素直に信じて、Co-opプログラムを選びました。

Co-opプログラムについては賛否両論ありますが、良くない部分が渡航前にわかっていたとしても。自分のこれまでのキャリアを考えるとこれ以外の選択肢はなかなか選べなかったと思います。

すでに社会人だったので、語学留学という気持ちでもなかったし、かといって永住権やカナダの大学で学位を取るなんて発想もなかったので、エージェントさんの言う通りCo-opプログラムがちょうどいいのかな…という感じでした。

実際にカレッジが始まってみたら色々杜撰なところ(後述)があり、「エージェントもカレッジもお金のためにCo-opプログラム勧めたんだなぁ」と感じたタイミングが何回もありました。

既にカナダに居て現実を知っている人からすれば「そんなうまい話しがあるわけないじゃんw」というその通りなんですが…海外留学をしたこともなくカナダに行ったこともない人からすると、エージェントや日本人カウンセラーははっきり「あなたのスキルでは無理だ」とは言わないので、聞かされる話がとても都合よく聞こえたものです。

 

カレッジを選んだきっかけ

私が最初に行った語学学校はバンクーバーでそれなりに有名らしい私立カレッジが運営していたものでした。渡航前は語学学校を卒業後、同じところが運営しているインターナショナル向けのカレッジに行こうかと考えていました。

しかし、ESLとカレッジの間のプログラムを受けているうちに、現地のカナディアンも通う私立カレッジに行きたいと思うように…。

語学学校から多くの人がインターナショナル向けのカレッジに進学するので雰囲気が悪い意味で似ているんじゃないかと危惧したのと(私は既に社会人で良くも悪くも遊び>>>勉強の雰囲気のクラスメイトとは合わないと感じた)、「インターナショナル向けカレッジは大学生など一時的な学習者向けで、現地でのキャリアを目指す社会人は現地向けのカレッジに行った方がいい」と聞いて納得したからです。

社会人は現地向けのカレッジに行った方がいい」という情報は冷静に考えればその通りなんですが、渡航前にはエージェントには一切そんなこと言われなかったのでこのタイミングでカレッジを決めることに…

違う系列のカレッジに移動しても良かったのですが、語学学校が予定よりも早く終わり授業料が余っていたのと、同じ運営のカレッジであれば残金をそのまま授業料の支払いに使えると言われたのでそうしました。

 

プログラムについて

ビジネスコースの中で大きく2種類、マネジメントマーケティングがあり、最近話題のデジタルマーケティングも学ぶことができるのでマーケティングのコースを選択しました。

コロナ真っ最中ということもあり、授業の半分以上はオンラインクラスでした。新セメスターから対面授業に戻ると聞いていたのにふたを開けたらず~~~~~っとオンラインで、いざオンラインクラスに慣れてきたと思ったら対面授業に強制的に戻されるという振り回されっぷり。

現地の人も行くカレッジに変更したとはいいつつ、クラスメイトのほとんどが英語が第二言語の留学生でした。ただし国籍・年齢はさまざまで、英語レベルのばらつきよりも授業に対するモチベーションのばらつきが目立ちました。特にオンラインクラスだとカメラやマイクをオンにせず、ディスカッションに全く参加しない人は日常茶飯事なので、そういう人々が脱落していくまでの間はかなりイライラしていましたね。笑

対面授業に切り替わったタイミングで日本人の生徒がたくさん増えた記憶があります。それまでは15~20人くらいのクラスで日本人は私含めて2人だったし、交流はほぼ無かったので理想?のオール英語の環境でした。

 

授業について

ビジネスの基本(セールス、会計などの簡単な事務、マネジメント、マーケティングなど)を英語で学びました。私はビジネスの勉強をするのは初めてだったので苦戦した科目もありましたが、日本で勉強したことがある人・日本語で既に理解できている人にとっては授業内容はそんなに難しくないと思います。ただし、授業は英語で読み書き話すことが求められるので、英語が苦手だといくら日本語で理解できていても厳しいんじゃないでしょうか。

 

気を付けていたこと

「英語だから理解できない」のか「日本語でも理解できない」のか自分でしっかり判断するようにしていました。授業で分からないことがあったときは、とりあえず日本語で調べて理解できるように努力しました。なので、課題とは別に復習の時間を取ってましたね。

例えば月曜日から木曜日までが授業だから「毎週水曜日と金曜日は復習をする日」と決めて予定を組んでいました。カレッジ3カ月目くらいからカフェでアルバイトを始めましたが、ほぼ毎週20時間ちゃんとシフトを組んでもらいつつ、テスト前日にはアルバイトを入れないようにするとか、復習の日も含めたスケジュールを組んで学業に影響が出ないようにしました。

ぶっちゃけ成績は?

肝心の私の成績ですが、一応全科目A+をゲットすることができました!

私のカレッジは92以上がA+だった気がします。科目別だと一番高くて99点、低くて93点です。カレッジの成績基準が甘い可能性もあるので難しいところですが、無遅刻無欠席・課題のクオリティには毎回気を付けていました。

 

一番難しかった科目

会計(Accounting)です。予習と復習、どうしてもわからないところはクラスメイトと勉強会をして夜な夜なZoom繋いでました。

基礎基本というか大前提の知識を理解するまでが大変でした…同じように苦戦している方がいましたら、当時勉強も兼ねてまとめたこちらの記事も見てみてください。

やる気のあるネイティブのクラスメイトが、私のつたない英語をスマートに拾って理解してくれたおかげで、教わったり教えたりがスムーズに進んでとても助かりました。最初は質問が多かった勉強会も、慣れてきたら後半は私が頑張って教える…みたいな展開になっており、これのおかげで良い友達関係の構築につながったと思います。

 

一番簡単だった科目

グループワークの課題が無い科目です。個人で進められるので、クオリティをあげようと思えば頑張れるし、やる気のないチームメイトに計画を狂わされることもないので好きでした。笑

あと、ごくまれに発生する先生によって課題の量や採点がイージーすぎた科目がこれに当てはまります。先生ちゃんと授業して欲しい…。

 

課題やテストについて

普段の課題

「難しくて無理」と諦めた課題は無かったです。強いていうなら、グループワークのメンバーがとんでもなかった時はギリギリに完成させざるを得ないことが多かったのでそれが大変でした。

個人の課題についても余裕をもって取り組んでいたし、細かいところは先生や友人に聞きながら仕上げることができたので特に問題はなかったです。

私はプレゼン作成やPC作業が得意な方だと思うので、それもかなり影響していると思います。なので、それらが苦手な人はもっと大変だったかも。

課題で使っていた便利なアプリなどはこちらの記事にまとめてあります!

 

テスト前の過ごし方

教科書を読み直して、大事そうなところを英文でメモしつつ、日本語で知識を補足することを心掛けていました。「英語で勉強して理解しなきゃ意味ないよw」みたいなこと言う人いますが、彼らがテストを受けるのは無いですし、そもそも日本語で理解できないことを英語で理解するほうがハードル高いと判断し、このやり方で行きました。

ある程度理解したら、友達に重要そうなポイントをシェアしたり、課題やクイズなどで自信が無かったところを質問・確認していました。

 

良かったこと

授業の時間帯

私のカレッジは授業時間が午前(7時30分~12時30分)と午後(1時~6時)に分けられていて、ほとんどが朝クラスだったので、午後は課題と予習復習に充てることができました。

 

オンラインクラス

オンラインクラスは交通費はかからないし、ギリギリまで寝てられるし、疲れている日は休み時間に部屋でダラダラ過ごすこともできてよかったです。

最初は対面授業じゃないことに不満でしたが、オンラインクラス中にあまりにも失礼なクラスメイトが多くて(ディスカッションに参加しない・課題やらない・先生の忠告を聞かないなど)、そういう人と強制的に同じ空間で顔を合わせなくてOKとポジティブに考えるようになってからはオンラインクラスが好きになりました。笑

私側は対面でもオンラインクラスでも授業も課題もしっかり取り組む気持ちがあったし、同じモチベーションの友達と積極的に交流すればいいと気付けたのはよかったです。

 

 

 

悪かったこと

グループワーク

なぜかほぼ毎週プレゼン課題があったのですが、それがグループプレゼンだったので相当なストレスを抱えていた時期がありました。

というのも上述した通り、課題(そもそも授業の出席すら怪しい)に協力的じゃない人が多く、「誰が課題をちゃんとやってくれる人」かを見極めるのに時間がかかりました。やる気のない人たちは授業のルールであるにもかかわらずカメラを付けないままオンラインクラスに参加するし、いざ課題用のグループチャットを作っても連絡は返さないとかは日常茶飯事です。先生が注意してもまた翌日にはルールを守れない人が居て、こういうレベルの人とお金払って課題を一緒にしなきゃいけないのが無理でした。

先生もコースの後半の授業は諦めたのか、「好きな人数で自由にグループ作っていい」と言い出して、最終的にそれによってさらにグループ課題の質が顕著になる…っていう感じです。スライドが見にくいし、声も小さいし、全然論理的じゃないダラダラしたプレゼンを30分(時間管理もできないので10分以内に終われない)聞かされるのも嫌でした。

 

プログラムの質

本当に基礎的なことのみを座学で学んだっていう感じ。正直、入学前に期待していたほどの内容は無かったです…。「このカレッジのこのコースを終わってもスキルは全く足りてないな…」という感じ。

というのは、例えばデジタルマーケティングコースならWordPressを実際に使ってみるとか、Adobe系のソフトの使い方とかHTMLやCSSの簡単なコードを書いてみるとか…そういう実技系の科目がなかったからです。

もちろん話題としては出てきますが、「デジタルマーケティングコース」と言っている割には、そういったスキルを補う科目が無く物足りない印象です。話を聞くに、他のカレッジの似たようなコース受けている友達の方が実技系の科目が多そうでした。

なので個人で実際に手を動かさないと「知っているだけで使えない」ままインターンシップ期間を迎えてしまうという展開に。

仮にも「デジタル」ってついているのに、オンライン授業でプレゼンをする時にPowerPointなどのツールもちゃんと使えない人がちらほらいて驚きました(スライドショーのボタンを押さずに編集画面のままプレゼンするとか)。もちろんPowerPointの授業は無いので、そういう人たちはどうするんだろう…?

 

アドバイスするなら…

スタディグループを作ろう

私がカレッジで授業にそんな困らず取り組めた理由の一つが、クラスメイトが作った勉強グループに参加していたからです。

同じタイミングでカレッジ入学した友人がグループを作り、それに積極的に参加したことで交流を深めることができました。夜に時間がある人でZoomしながら、あーだこーだ言い合って宿題をやっていました。

 

ポートフォリオにするつもりで課題をやろう

インターンに向けて、ポートフォリオにできるようなクオリティで課題に取り組みましょう!

私は後半のプレゼン課題は一人でスライド作成することが出来たので、細かいところまでこだわって、会社の会議で見せるようなスライドを目指していました

いざ就活をする時に、レジュメの他にポートフォリオがあると視覚的に自分のスキルをアピールできるので心強いです。

 

ESLとカレッジの間のプランを工夫しよう

私がカレッジの授業をあまり大変に感じなかった他の理由として、語学学校のESLから直接カレッジに進まなかったから…ということがあります。

こちらの記事で紹介している通り、スピーキング+プレゼン強化を目的とした語学学校内のプログラムを受講していました。こちらのクラスは毎日ず~~~~~~っと英語で喋る&毎週末個人プレゼンがあるちょっとハードな内容でした。正直、このプログラムの方がカレッジの授業よりも総合的にキツかったです。

英語力に自信のない人・カレッジのレベルについていけるか不安な人はESLからそのままカレッジに進学するのではなく、中間レベルのプログラムを探してステップアップしていく形でプランを立てた方がいいと思います!

 

まとめ

私は今はインターンシップの期間で、試行錯誤しながら取り組んでおります。インターンシップ先を決めるまでもカレッジの対応がひどすぎで色々揉めたのですが、これについてはインターンシップが無事に終わってから別記事にまとめます。

少なくとも現時点での個人的な意見・感想は下記の通りです!

Co-opプログラムを他人におすすめしますか?

→まだ何とも言えない。スキル無し・職歴無し・大学生ならインターナショナル向けのカレッジかプラクティカムでいいかもしれない。

 

自分のカレッジをおすすめしますか?

→対応が良くないのでおすすめしない。先生の質もまばら過ぎるのでおすすめしない。授業料がそもそも他よりも高いらしい。

 

自分のコースをおすすめしますか?

→知識面はともかく実技面の科目が圧倒的に不足している。WordとExcelだけではインターン先を探すのは大変だと思う。

全くの未経験者向けではなく「ちょっと知っている人」「日本で既に経験がある人」向けの本当に導入のカリキュラム。なのでスキルが全くない人・課外に自分で勉強できない人はインターンを始めてからかなり苦労をすると思った。

 

Co-op関連で確認しておきたいこと

 

 

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