単孔類の館へ行ってみた
単孔類の館(Platypus House)は、タスマニア島の北部、ローンセストン近郊にある観光施設で、オーストラリア特有の動物であるカモノハシやハリモグラを観察することができる場所です。
一度にたくさんの人が来ないように、45分毎のセッションの定員になり次第終了とのこと。なので、空いていれば飛び込みOKですが、必ず入りたいという人は予約をおススメ。
単孔類って何?
哺乳類のなかのグループの1つで、原始的な卵生の哺乳動物の一群です。
ハリモグラ科とカモノハシ科の2科3属6種があり、オーストラリア・ニューギニア・タスマニアに分布しています。肛門と尿道口が分離せず、単一の総排孔をもつところからこの名がついたそうです。
高校生物で学習する範囲ですが、あまり一般の方には馴染みないかも?
ツアーに参加してみた
受付+ギフトショップと説明を受ける部屋が分かれているので、時間になったら移動します。
中にはたくさんの剥製があって、スタッフの方から単孔類のこと、カモノハシのこと、ハリモグラのことを色々教えてもらえます。
問題なく説明がわかったとは言え、私の場合は生物学の知識がある+留学経験もありだったので…全く分からない人は日本語で予習をしていくのをおすすめします!
カモノハシ
い、生きてるカモノハシだ~!!!!
カモノハシが2~3頭ほどいて、雄雌両方のカモノハシを見ることができました。この施設にいる数頭のうち、オスのカモノハシの方が大き目で、体長20~30cmくらいありました。
ハリモグラ
続いてこちらはハリモグラちゃん。触ることはできないのですが、柵もガラスもなく目の前で見ることができました。
スタッフの方がこのタイミングでエサやりをしてくれるので、細長い舌でチロチロ食べている様子を眺めることができます。
食べ終わったハリモグラから室内をウロウロし始めるので、その様子も間近で観察できます。効果音つけるなら「のっしのっし」かな。笑
ハリモグラもタスマニアの自然に野生でいるみたいですが、水辺に居るカモノハシほどエリアが特定できないのでなかなか出会えないらしいです。
単孔類はなかなか見られない
カモノハシはオーストラリアの数カ所に生息地が確認されていますが、生息数は減少していると考えられています。生息地では法的に保護の対象とされ、一部の生息地は国立公園に指定されたり保護区が設置されています。
なのでとりあえず行けば会える(しかも動物園より近い距離・少人数で)単孔類の館は非常に重要な施設と言えます。
カモノハシもハリモグラも、日本国内の動物園で飼育された事例はなく、国外見てもどこにでもいる動物ではないので、非常に珍しいです。
ということで、私のようにカモノハシへの気持ちをずっと温めていた人もそうでない人にも一見すべき価値があると思っています。
オーストラリアに行った時にチャンスがあればぜひ、ハリモグラもカモノハシに会いに行ってみてください!
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