帰国して半年くらい経ちますが、もう一回留学(ないしはそれに近いこと)してみたい気持ちはあるもののいろいろなものが今は足りていません。
お金・時間・気力です。
逆に言うと、上の3つがあれば全然行きます。
同じように自分の将来設計に悩んでいて、その中の選択肢の一つに「留学」が浮かんできた人向けの記事です。
自分の留学前~帰国後の経験談を踏まえて書いているので、参考になれば嬉しいです。
実際条件が揃わないと難しい
お金
言わずもがな、お金がないと渡航できないですし、現地での生活も寂しいものになります。
当時カナダ渡航する際、航空券、バイオメトリクス、学費、ホームステイ代2か月分前払いなどなど数十万飛んでいきました。
現地では毎月十数万(日本円換算)かかります。
また、カナダ渡航の時は(不法労働や違法な移民を防ぐために)、生活に問題ないとされる金額分の銀行の口座残高証明がないとビザを発行してもらえないです。
宝くじとかで1000万くらい当たったら、今すぐにでも留学いきたいかも。
時間
当たり前のように、普通の会社勤め、社会人の人は長期の休みを取るのが難しく、キャリアの状態(未婚・既婚・子持ちなど)によって難易度は変わります。
学生だとしても、就活のタイミングを考慮して渡航時期を選んでいる人がほとんどだと思います。
行けたとしても「数週間~半年行っただけで英語がうまくなるか?」という不安もあります。
当初は1年くらいで帰国する予定でしたが、カレッジのプログラムを変えたり途中でワーホリビザに切り替えたりして、なんだかんだで追加1年必要でした。
今また新しい仕事を始めてしまったので、連休と被せていったとしても、1週間まるまる休むことができるタイミングはそんなにないですよね。
気力
留学行きたい理由とかモチベーションとかそういうのです。
「仕事を辞める・大学を休んでまで行きたいか」「予定を変更して、それだけの価値が本当にあるのか」などなど多くの人は悩むと思います。
現地の高校や大学に通う正規留学は3年以上+お金もたくさんかかります。一方で「英語力を伸ばしたい」という語学留学だと時間や金額はピンキリですが、その分帰国時に自分が期待した成果を得られない可能性が高いです。
一回留学をしたことによる満足感と疲労感が残っているので、今はしばらくいいかなという気持ちになっています。
目的を考える
- 海外に住んでみたい
- 新しいことを学びたい
- キャリアアップしたい
- 英語力を上げたい
留学を考えるまでに、色々な目的や理由が思い浮かぶと思います。
個人的には「得た経験は(基本は)マイナスにはならない」と思っているので、留学行くチャンスがあれば行った方がいいと思う派です。
出稼ぎしたい人
出稼ぎという言葉が流行っていますが、日本でちゃんと正社員でそこそこ給与貰えている人は、(ジョブオファーなど特別な事情を除いて)海外でいきなり同等のポジションに付けるとは考えない方がいいです。
キャリアアップについては海外だからといって簡単にできるわけではないです。
海外では物価が高いので、時給も日本より高いです。日本円換算すれば日本で週5働いて手取り15万だった人は、海外ではサーバーとして週3くらい働く+チップで同じかそれ以上稼ぐことができます。
こういう現状を踏まえて、とある留学カウンセラーさん曰く「日本で年収200万くらいの人は生活の向上を感じやすいが、年収500万の人は現地飲食店などの仕事からスタートすることが多いのでQOLが下がったように感じる」とのこと。
いい仕事は英語に何の問題もなく永住権もある現地の人が持っていきます。英語力・バックグラウンド・コネがなければ日本の状態と比較してマイナスからのスタートだと思っていて間違いないです。
個々人の目的を考えて、「時間とお金を最小限に」「日本でどうにかできないか」など代替プランを練ってみることをお勧めします。
海外留学しなくてもOKな代替プラン
英語環境へ飛び込もう
「英語力を上げたいだけなら日本でもできる」というのは確かにその通りだと思います。
長期留学は費用や時間的な制約があり、誰でもできるわけではありません。しかし、国内でも英語環境に飛び込むことで、英語力アップを目指すことは可能です。
例えば、以下のような方法があります。
- 英語学習サークルやオンライン英会話に参加する
- 英語で映画やドラマを見る
- 英語の本やニュースを読む
- 外国人と交流する機会を作る
英語で日記を書いたり、独り言を言ったりするのだけでも力がつきますよ!
コロナ禍を経て国内留学が流行る
海外留学と比べて、国内留学は費用が圧倒的に安いです。航空券や宿泊費などの渡航費がさほどかからず、生活費も日本国内なので比較的抑えることができます。
日本国内なので、治安の心配も少なく、安心して留学生活を送ることができます。また、何かトラブルがあった場合も、日本語でサポートを受けることが可能です。
私がカナダで会った日本人の友達は、(よくあるパターンですが)ウィンタースポーツが好きで、ニセコでリゾートバイトしてから来たと言っていました。
TOEIC専用の英語レッスンを受ける
キャリアアップを狙って転職するのにTOEICスコアが必要で、英語力を上げたいという人は多いはず。
TOEICのスコアあげるだけなら、国内でオンラインのプライベート英語レッスン受けるほうがコスパはいいのではないかと思います。
基本的にはテストに向けた対策をする=勉強量なので、受験勉強と似ています。
合う合わないなどはもちろんあるので、有名どころのオンライン英会話をいくつか体験してみてから決めるのがいいと思います。
時間が取れない社会人の人は、毎日コツコツやるにしてもスケジュール管理力も求められるので、そういう環境に自分を放り込んでしまったほうが楽ですね。
海外「旅行」に行ってみる
留学で初めて海外に行くよりも、まずは行きたい国に一人でor友人と行ってみた方がいいです。
そこで自分の英語力、ストレス耐性、食の好み、体調など色々わかることがあるでしょう。
日本人は清潔な場所に慣れているので、耐えられないことも大いにあります。
海外旅行へ行くほどの予算がない場合、国内でもまるで海外にいるかのような体験をできるスポットはあります。
上述した国内留学で有名なニセコは外国人旅行者が多く来るため、周りは外国人、メニューは英語、接客も英語のまさに英語環境です(物価も英語圏並みらしい)。
またブリティッシュヒルズなどに宿泊して雰囲気を楽しんでみるのもありです!
それでもやっぱり留学したいとなったら
自分の人生一度きり!
ですので、できるだけ早く3種の神器「お金・時間・気力」を揃えて、行動しましょう!
あまりにお金がないと厳しいですが、工夫によって現地でかかる費用を減らすことはできます。また、奨学金などの制度もあるので、使えそうなものは使いましょう。
入念な情報収集によって知識がつきますし、結果役立つことが多いです。めんどくさい作業ですが、他人に任せずまずは「自分なりにプランを考えてみる」ことが大事かなと。
方向性が決まった後で、留学カウンセラーやビザコンサルタントといったプロの方に相談しましょう。
英語の勉強を始めよう
英語が話せなければ、買い物もできません。
というわけで、留学が頭にちらつき始めたらすぐに英語の勉強をスタートさせた方がいいです。
留学前~留学中に使っていた英語の勉強に関連するアプリなどもまとめています。
実際に使ってみていいな~と思った点をレビューにまとめたので、気になった人はぜひチェックしてみてください。
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