note.01 STEM教育について考えてみた

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「記事を書こう!」とすると結構真剣になって何日か要するので腰が重い時があります。ということで、ブログ記事というよりは日記…みたいな気軽さで投稿できればいいな~というメモ書きシリーズを始めてみようと思います。せっかくカナダに来たので、カナダで学んだこととか行った場所とか感じたこととか書き連ねてみます。

STEM教育

今回は先日受講したアクティブラーニング型のプログラムの中で少しかじったトピック、もう少し自分で掘り下げたいと思っていた「STEM教育」について書いています。

ざっくりいうと、コンピュータサイエンスを含む、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Math)スキルに関連する教育のことです。日本では「理系」として括られる分野に関する学問といったところです。

なぜSTEM教育が近年話題かというと、単純にSTEM領域の学問が研究開発的な分野であるのでそこの人口を増やせば、国や世界に役立つモノを生み出すことができるというところが1つ。また、研究開発をするためには学問や分野に対する知識だけではなく、情報を精査するリテラシー能力、学生個人のスキルなどが必要なため、そういった高いスキルを持った人材を育てることができるという面もあるみたいですね。

「10~20年後に日本の労働人口の49%の仕事がAIに取って代わられる」とか「2020年に入学したの小学生のうち65%が現時点では存在していない職業に就く」とか言われていますよね。なので、将来のリーダー、労働者が複雑な課題を理解して解決し、日々移り変わる社会からの要求に応えられるようにするためにいくつかのスキルについて準備ができていることがこれまで以上に重要です。例えば、「AIにはできないクリエイティブな仕事」であったり「新しく誕生した仕事に対応できる柔軟性」などでしょうか。

デジタル化や学校でICT教育が叫ばれているように、今後ますます複雑化する世界では、各国の若者が問題を解決し、情報を理解し、決定を下すために必要な根拠を収集、それが本当に正しいのか評価する方法を知るための「知識」と「スキル」が求められます。子供たちがどこに住んでいても、質の高い学習環境にアクセスできるようにして、上記のようなスキルを伸ばすためのカリキュラムを考えていくことが大事なんですね。

 

STEM教育の重要性

STEM教育は、無数の分野でさまざまな利点をもたらすため、世界中で重視されています。ほとんどのコンテンツはSTEM分野に依存しており、各国の経済の繁栄に間接的に重要な役割を果たしています。新しい技術は日々開発されていますし、この数は今後数年間で増加すると予想されています。これに伴って、STEM分野関連の事業は世界最大の雇用主の1つになると予想されています。つまり、現在の小学生が就職活動をする頃にはSTEM分野はもっと進歩しているはずだし、そこに新しいキャリアの見通しがある…ということですね。

Infographic: Where Most Students Choose STEM Degrees | Statista You will find more infographics at Statista

各国の統計データを引用してみました。ユネスコ統計局が収集した数字によると、オマーンとチュニジアの高等教育機関の学生はSTEM分野で卒業する割合が最も高く、43~46%の学生がエンジニアリングや科学・技術・数学分野の学位を取得しているそうです。インドは、STEMを選ぶ学生の割合が32%近くと依然として高く、2018年には270万人近くとなり、全体で最も多くの卒業生を輩出していました。

インドに関してですが、インドは階級社会がまだ残っていて、既存の職業に就くには親や身分が強く影響するみたいですね。しかしIT関連の仕事は最近・最新の仕事なので、そういった影響を受けづらい&個人レベルで能力を伸ばし仕事できるといったところから人気が高まっているんじゃないかな~というディスカッションをした記憶が。

しかし近年、世界のいくつかの地域では十分に訓練されたSTEM分野に関するスキルをもった人材が不足しています。私のように「理系」の大学には進学したものの研究開発に関連する仕事には就かないといったことが多く、「訓練を受けた学生の需要は日ごとに増加するが、STEM分野でのキャリアを追求することに関心のある学生の数は驚くべきペースで減少」しているそうです。

お察しの通り日本はこれに当てはまっています…。大学にもお金が無いし、学生個人にもお金が無いし、よっぽど高いモチベーションが無いと博士課程に進むことをためらう世の中です。実際私も当時はそんな感じでした。

実際にどうやってSTEM教育をするべきか

これは元教員として考えてみました。

私がやるとすればまずはアクティブラーニング+ICT機器使用の訓練をして、そこからSTEM分野に絞って活動をしていくと思います。

本当にアメリカで使用されているかは謎ですが、こんな感じの実験キットのサブスクとかもあるみたいなんで、まずはこういうのに頼るのもよさそうですね。教員だったら教材として使ってみて今後の教材研究の参考にできますし、私が親だったら家庭で子供と一緒に楽しくできそうな感じです。

が、しかし、そもそもカリキュラムを変える必要がありますよね!

従来の座学型授業ではクリエイティブなスキルとか柔軟性にフォーカスして伸ばすことは難しいと思います。あと日本の高校は単純に受験勉強に力を入れすぎていてカツカツの年間スケジュール、「何かをじっくり考えるための授業時間」があまり取れないような気がします。日本でも一部の学校ではSTEM教育+アクティブラーニングのハイブリッドみたいなことをやっている学校もありますが、日本全体でこのレベルの事をやるとするならば本当に大改革が必要です。

まず教育に関する分野に国の予算を割いて欲しいし、タブレットなどのICT機器完備は必須、それを指導する教員を揃える…といったカリキュラムよりも根本的な部分に問題が多そうです。

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