科博の大哺乳類展3に行ってみた

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国立科学博物館で開催していた『大哺乳類展3』に行ってきました!
本当は5月に行ったのですが、なんやかんや仕事が忙しくレポートを書くのが遅くなってしまいました。
ちなみに開催期間は 2024年3月16日(土)~6月16日(日)までなのでこれを見てくれているころには終わっています。

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 分類(=わける)と系統(=つなぐ)をテーマにしていて、題字デザインに合わせたカラフルでわかりやすい展示が多かったな~という印象です。

見どころ&良かった所

500点を超える標本による大スケールの展示

海洋哺乳類の標本

前回展(私は参加していませんが)よりもさらに多くの標本が展示されいたそうです。

陸上哺乳類から海洋哺乳類といった哺乳類ならではの多様性を体感できました。

特に、会場中央に設けられた大ステージでは、約200体の標本が系統関係の順に行進しているように展示されています。普段の博物館では見られないサイズの標本もあり、迫力満点でした。

 

日頃公開されていない貴重標本も多数

レオポンの標本

国内唯一となるキタゾウアザラシの剥製標本や、アジアゾウの全身交連骨格など、貴重な標本が多数展示されます。

個人的にはレオポンの剥製を拝めたのは良かったです!

レオポンは、ヒョウのオスとライオンのメスの間に生まれた雑種です。体にはヒョウのような斑紋を持ちますが、ヒョウよりも大型で、オスはライオンのようなたてがみを持つのが特徴です。

レオポンは、野生下では生まれません。なぜかというと、ヒョウとライオンの生息地が重なっていないためです。つまり、動物園などで、人間が意図的に交配させることで誕生した動物です。

珍しい動物ではありますが、それを追求することは生命倫理的にどうなのかな…と考えさせられる標本でもあります。

 

パネルがわかりやすい

子供でも理解できるようにわかりやすい文章かつイラストや図が豊富でした。

大人でも結構知らないことが多く、とても勉強になったパネルを何枚も写真に収めました。

今後誰かと動物園に行った時に豆知識として披露できるように…笑

「開催期間が終わってしまったけど気になる!」という方は図録を買うのをおススメします。

カラフルな動物シルエットのデザインがオシャレな一冊です。

 

余談

常設展内で開催されていた『海生無脊椎動物の世界』もとても良かったです!

ヒトデ、クラゲ、サンゴなど色々な種類の標本とコラムが展示されていました。

授業をしていた時代に、「左右相称動物の作りは、口から肛門につながるチューブ状なんだよ~」からの「人間はちくわと同じだね」という話をしていたんですが、その「ちくわ」の部分が一般向けにクイズになっていたのでほっこり。

哺乳類+海生無脊椎動物の系統や進化について学ぶことができたので、久々に「生物学を勉強している!」という感じの一日でした。

 

 

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