タイトル通り、ディベートに使えそうな議題をまとめてみました。
実際に自分が参加したアクティブラーニング型授業で実施したディベートテーマの忘備録みたいな感じの記事です。私は社会人ですが、一緒に高校生~大学生も議論できたので、レベルとしては高校生以上だと思います。もちろん留学先での話なので、全て英語でしたが、今回は日本語に直しています…一部ニュアンスも含みますが。
日本の学校ってデリケートな部分が多くて社会問題について話し合う時間は思ったより少ないし、あったとしても聞いてお終い!な事が多かった印象です。難しく感じる内容もあるかと思いますが、ぜひ高校生のうちから色々なことについて考えて、土台を作ってから大人になって欲しいな~と思います。むしろ、大人向けの研修でやっていいんじゃないでしょうか?
アクティブラーニング型授業の詳細気になる方は、下記の記事も読んでみてください!
この授業内でやったディベートはちょっと独特なスタイルでした。「ディベート」と聞いて想像する形式とは全然違いました…でもこれが楽しかった!
ソーシャルメディア
- ソーシャルメディアは私たちの生活に悪影響を及ぼすか?
- ソーシャルメディアは学校やビジネスに必要か?
- ソーシャルメディアを活用し参加することは必須か?
- フェイクニュースを流す有名人のSNSアカウントは禁止すべきか?
- ソーシャルメディア上のネタバレを禁止すべきか?
文化(カルチャー)
- テクノロジーは生活を豊かにしてくれるか?
- 昔の時代の方が生活は良かったと思うか?
- 昔のファッションは今の世代よりも良いと思うか?
- 世界中の言語を1つに統一すべきか?
- 捕鯨など批判を受けている文化的活動を廃止すべきか?
- カリフォルニアロールは「寿司」と呼べるか?
ニュース&ジャーナリズム
- ローカルニュースは国際ニュースよりも重要か?
- ニュースチャンネルは地上波にいくつあるべきか?
- 起こったニュースをすべて報道すべきか?
- 新聞の印刷は続けるべきか?
- インターネット上のニュースは信用できる?できない?
- 毎日新聞を読むことは大切か?
映画&音楽
- 暴力的な映画は若い人の暴力を助長するか?
- ロマンチックな映画は現実的ではないので、見せたり作ったりするのはやめるべきか?
- 映画の違法視聴・ダウンロードにはもっと大きな罰則を設けるべきか?
- 映画のキャスティングでは人種を考慮して平等にすべきか?
- 高校(学校)では音楽を教えるべきか?
- セクシー(性的)なミュージックビデオは禁止すべきか?
- 過去の音楽は今の時代の音楽よりも優れているか?
- 音楽には汚い言葉を使うべきではない?
- Youtubeが音楽業界を壊していると思うか?
仕事&キャリア
- 大学に行くことは、良いキャリアを得るための安全な方法か?
- 自分でビジネスを始めるよりも、会社で働く方がいいか?
- 将来のキャリア設計に向けて、いつどんなことを学ぶべきか?
- あなたが親なら子供のどんな夢でも応援するか?
- コンピュータの利用とシステムの自動化は、仕事を作るよりも奪う方が多い?
- AIが普及しても人の手が必要な仕事は何か?
- AIに給与は支払われるべきか?
- リーダーになるためには、何年も何年も訓練や教育を受ける必要があるか?
- リーダーになるより、フォロワーになったほうがいいか?
- 女性の方が男性よりも良いリーダーになれるか?
- リーダーシップについて学校で教えるべきか?
男女平等・差別
- 男性は女性より「優秀」?
- 母親は父親よりも必要とされるべきか?
- 会社には男性と女性の数が同じであるべきか?
- あなたが今生まれ変わるなら男と女のどちらになりたいか?
- どの家事を誰がするべきか?
- 再婚のタブー期間は必要か?
- 技能実習生の育成プログラムをやめるべきか?
- 日本はもっと移民を受け入れるべきか?
- 特別支援学校は必要か?
- すべてのトイレを多目的(ジェンダーレス)トイレにすべきか?
教育
- 学校における授業時間は何時間必要か?
- いじめ対策のため、学校におけるスマートフォンの使用を禁止すべきか?
- 学校制服は必要か?
- コロナウイルスがなくなっても、オンライン授業は続けるべきか?
- 私立学校は公立学校よりも優れているか?
- 文系と理系どちらを選ぶべきか?(関連:STEM教育)
- 小学校において、教科ごとに指導する教員を変えるべきか?
- 宿題は本当に必要か?
- 放課後の活動や補習は本当に必要か?
- 学校に行く必要があるのか?
- 飛び級は必要か?何年までOKか?
議題のポイント
通常のディベート形式で使用する時の注意
今回の記事で紹介しているテーマはこちらの記事で紹介している、ちょっと変わったタイプのディベート練習で使われたものです。
日本でよく聞くスタイルのディベートとは大きく異なるので、テーマによっては上手くかみ合わないものもあります。先生方が授業などで利用する場合は、生徒のレベルに合わせていい感じにテーマを調整してみてください。
YesかNoの2択ではない
日本でいうディベートは勝ち負けがありましたが、私がこの記事で紹介したテーマで実際に行ったディベートの数々は正解がないものばかりでした。
例えば、「リーダーシップについて学校で教えるべきか?」というテーマで賛成側・反対側でディスカッションしていくうちに全く別の視点や問題点が浮かび、それについてまたディスカッションして…ということが多々ありました。
というのも、そのクラスでのディベートの意味は、「自分の意見を言うこと>>>正しいことをいうこと」だったからです。正解に怯えて意見を言わないのではなく、個人が思い付きで言ったような意見の化学反応でそのテーマを深堀するのは楽しかったです。
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