受験生のみなさん「酵素」についてはバッチリ理解できてますか?ということで、大学入試の「生物」受験者向けに、覚えておきたい重要な酵素10種類を紹介します!
この記事では酵素の名前と簡単な説明だけずら~っと並べています。名前を見て、どこの反応を促進する酵素かわからない場は教科書や資料集などを使って確認しましょう。
また、教員向けに授業で使えるまとめプリントも用意しました。もちろん生徒のみなさんもダウンロード可能なので、授業の復習&受験勉強などに役立ててください!
酵素って何だっけ?
酵素は生物の細胞内でつくられる物質で、その主成分はタンパク質です。酵素は化学反応を促進する触媒としてはたらきます。生体触媒と呼ばれることも。
酵素の役割を理解するための実験として、カタラーゼの実験が有名です。カタラーゼは生物の肝臓片に多く含まれている酵素で過酸化水素の分解反応を促進する働きがあります。通常、過酸化水素水の分解反応は常温では変化しにくいため、なかなか進みません。しかし、ここにカタラーゼを含んだ肝臓片を入れると、泡を出して反応が進んでいきます。
生物基礎レベルでの酵素の理解はこちらの記事で紹介しています。カタラーゼの実験の動画リンクもあるので、忘れてしまった人はぜひチェックしてみてください。
要理解!酵素ベスト10
加水分解酵素
①アミラーゼ…デンプン(アミロース)をマルトースに分解
②マルターゼ…マルトースをグルコースに分解
③ペプシン…タンパク質をペプトンに分解
④トリプシン…タンパク質やペプトンをポリペプチドに分解
⑤ペプチダーゼ…ポリペプチドをアミノ酸に分解
⑥リパーゼ…脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解
⑦ATPアーゼ…ATPをADPとリン酸に分解
酸化還元酵素
⑧脱水素酵素…有機酸から水素を奪い、水素受容体(NAD,NADP)に預ける
⑨カタラーゼ…過酸化水素を水と酸素にする
除去酵素
⑩脱炭酸酵素…二酸化炭素を放出させる
※どこに登場したっけ?という人はもう一度「呼吸」の範囲をチェックしてみましょう!こちらの記事でも紹介しています。
まとめプリント
※空欄補充が1枚目、答えは2枚目にあります!
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