クレジットカードのミニマムペイメント(Minimum Payment)に要注意!

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この記事では日本人にはあまりなじみのないミニマムペイメント(Minimum Payment)についてまとめています。

バンクーバーに長期留学する人の多くは銀行口座を開設すると思います。私はCIBCで口座開設したのですが、その時にクレジットカードを作ることができました。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。

ただ、日本のクレジットカードの支払い方法と異なる点があるので(上記の参考記事でも少し触れていますが)、しっかり理解してから利用できると安心ですね…ということで今回の内容に進んでいきましょう!

カナダのクレジットカードの特徴

自動引き落としではない

カナダのクレジットカードは基本的に自動引き落としではありません。なので、自分で支払い処理をする必要があります

カナダと日本のクレジットカードの仕組みについて、例えば500ドル(5万円)使用したとしましょう。日本のクレジットカードの場合、クレジットカードと自分の銀行口座がリンクしているので使った分(5万円)が支払日に勝手に口座から自動引き落としされます。しかし、カナダでは「自分の銀行口座から500ドル分をクレジットカードに充てる処理(ペイメント)」を自分でする必要があるのです。つまり、この処理を行うまでは引き落としされないので、日本同様の気分で何もしないでいると「クレジットカードの支払い未納」状態が続くというわけです…。

いつ支払い処理(ペイメント)をすればいいの?

一か月ごとの個人のクレジットカードの支払い期間に合わせて、利用した分の請求書が届きます。なので、そこに記載されている支払い期日までに、支払い処理(ペイメント)をすればOKです。

一旦クレジットカードで会計した後、自分でペイメントする際にいくら支払うか金額を選べるので、日本みたいに一括払いか分割か聞かれることはありません。

請求書をもらった時に必ずチェックしたいのが、ミニマムペイメント(Minimum Payment)と呼ばれる最低支払い金額の存在です。恥ずかしながら私はミニマムペイメントのことを事前によく理解しておらず、適当にペイメントをしていました。笑

 

ミニマムペイメント(Minimum Payment)って何?

ミニマムペイメント(Minimum Payment)とは、クレジットカードを利用した月の月末(または一定の期間)の利用残高に応じて、月々のミニマムペイメント=最低支払金額が決まる支払い方法のことです。日本ではこの呼び名はあまり一般的ではありませんが、いわゆるリボルビング払い(リボ払い)のことです。

ミニマムペイメントのメリット

毎月の支払い額を抑えられることと、あとからリボ払いに変更できるという点があげられます。

例えばミニマムペイメントが10ドルに設定されているクレジットカードを所持しているとしましょう。あなたは月初めにクレジットカードで500ドルの支払いをしましたが、月末に別の買い物で500ドル使ってしまい、今月の支払いが厳しくなりました。しかし、ペイメントをする際に最低額の10ドルを支払い処理すればその月の支払いはいったんOKになり、クレジットヒストリーに傷はつきません。翌月に未払いの990ドルを持ち越すことができます。

クレジットヒストリーとは簡単に言うと、カナダでクレジットカードの利用履歴のこと。またはその返済記録

ミニマムペイメントのデメリット

これは日本でよく聞くリボ払いのデメリット同様に、支払いの終わりが見えてこなくなり、一部の人は返済不能に陥りやすいという点です。

さきほどの例の続きになりますが、持ち越された990ドルにはもちろん規則に応じて利息が付きます。同月に支払いすれば1000ドルだった利用料は、ミニマムペイメント10ドル+残金990ドル+残金にかかる利息という風に額が増えるのです。

ミニマムペイメント支払いにおいては、この金利手数料が高いので、何か月もミニマムペイメントを繰り返すと結果として支払総額が高くなってしまいます。

「残りの利用代金は余裕がある時に支払いOK」といえば聞こえは良いですが、支払えるお金があるなら一括で支払った方が後々安心だと思います。

 

CIBC版モバイルバンキングアプリでの支払い方法

クレジットカードの支払い処理(ペイメント)のやり方は以下の通りです!(今回は見本で$106.78を処理してみました)

Amount DueとMinimum Paymentの違い

モバイルバンキングアプリと紙の請求書にはAmount DueとMinimum Paymentという項目が並んで表示されています。

例えば、クレジットカードでトータル500ドルの買い物をして、450ドル分だけ支払い処理(ペイメント)を行ったとしましょう。この時残っている50ドル(=500ドルー450ドル)がAmount Dueの金額に当たります。

この時あなたには2つの選択肢があります。

①Amount Dueの50ドルを記載されている期日までに支払って今月の支払いを完遂
②Minimum Paymentだけ支払って、残額(=50ドルーミニマムペイメント分の金額)は翌月に持ち越す

②は上述したミニマムペイメント方式の支払い(リボ払い)ですね。

私は割と最近までこの違いがよくわかっていなくて、なぜか①も②も両方支払ってたので利息が付くことはありませんでした。手持ちにお金が十分ある人は普通のペイメント同様に①だけ支払えばいいので、必ず期日までに支払いをしましょう

主にモバイルバンキングアプリでペイメント処理をしている人は、届いた請求書にも必ず(できるだけ届いた日に)目を通しましょう!もしペイメントしていなかった分があれば請求書のAmount Dueに記載されています。

 

まとめ

今回はミニマムペイメント(Minimum Payment)について自分の忘備録も兼ねてまとめてみました!CIBC以外の銀行でも基本的な仕組みは一緒だと思うので、上手く参考にしてもらえたら嬉しいです。

請求書やモバイルバンキングアプリを利用していてよくわからないことがあれば、ホストファミリーや語学学校の先生、銀行支店のスタッフ誰でもいいので、現地でクレジットカードの利用に慣れている人と一緒に確認しましょう!お金に関するトラブルが一度発生してしまうと、なかなか解決は難しそうなのでしっかり情報収集が必要ですね。

 

 

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