この記事では無料で使える単語学習ツール『Quizlet』(クイズレット)の使い方と有料版「Quizlet Plus」の違いを紹介します!
無料版でも十分勉強に使えますが、有料版「Quizlet Plus」を学校の先生が活用することで授業をより楽しく盛り上げることができます。
「Quizletって何?」という方から「無料版から有料版にするか悩んでいる」という人まで、無料版と有料版を比較していきます!
Quizlet(クイズレット)とは?
簡単に言うと、単語を覚えるための単語カードアプリです。
この特徴を利用して、英単語だけではなく漢字学習や歴史の用語等「一問一答」形式であれば色々な内容を学ぶことができます。
先生向けアプリというわけではなく、だれでも簡単に利用できます。スマホでもPCでも利用でき、登下校や休み時間などのすき間時間から家庭学習でも活躍します!
開始するには、メールアドレス、ユーザー名、パスワードを使用してアカウントを作成する必要があります。学校が生徒個人にメールアドレスを配布している場合はそれを使用できますし、個人のApple、Google、またはFacebookアカウントを介して認証することもできす。
Quizletの特徴
自分で作った単語帳を他の人に公開してシェアしたり、他人が作った単語帳を利用して自分で学習することも可能です。この内容別の単語帳をQuizletでは「学習セット」と呼んでいます。
Quizletは本質的にフラッシュカード(単語帳)アプリであるため、学習セットには、質問(単語帳の問題文)と答えの2つの部分があります。例えば、英単語を学習している場合、新しい英単語とその意味が日本語で確認できる…という感じですね。
高校生であればスマホは1人1台所持していることが多いですし、最近は各学校にタブレットなどが支給され始めたので手軽に参加できるのではないでしょうか。
現に私も『Quizlet』の存在を知ってからクイズセットを作成、生徒に使い方を説明して、1週間後には授業で楽しく活用できました!実際に授業で使ってみての感想などはこちらの記事を参考にしてみてください。
学習セットの作り方
学習セットの作成と編集は簡単できます!パソコンからであればExcel(エクセル)を使って一気にアップロードできるので、より簡単です。
作成した学習セットはいつでも編集できますが、オプションで許可されていない限りは他人の学習セットを編集したり、他人が自分の学習セットを編集することはできません。
代わりに学習セットのコピーを作成することはできます。どうしても他の人にアクセスさせたくない場合は、学習セットを非公開にするオプションを選ぶこともできるので、自分の友達や生徒だけに公開も可能です!
気になる長所と短所は?
Quizletの長所
- すぐに登録できて使いやすい
- 他のユーザーと学習セット共有、検索できる
- 日本語対応、その他言語もOKなので言語学習にも最適
- 単なる単語帳アプリではなく学習モードの種類が多様
- iPhoneとAndroidどちらでも利用できる
Quizletの短所
- 有料版「Quizlet Plus」の価格が高く感じる人も
- 有料版「Quizlet Plus」に限定された機能が多い
- クレジットカードが必要
- 主に暗記学習にのみ適しているので合わない科目もある
Quizlet(クイズレット)の仕様
Quizletは、アプリ形式の学習支援ツールです。いわゆる単語帳アプリに近い機能を持っていて、フラッシュカード(単語帳)のように、覚えたい内容を登録して利用できます。自習型の暗記学習に最適なアプリではないでしょうか?
独自の学習セットを作成したり、他のユーザーが作成したセットを参照したりできます。学校で使う場合は、先生が作った学習セットを生徒にパスワードをつけて共有することも可能です。
ふつうの単語帳との違い
Quizletが便利だな~と感じる点は、「画像、図、さまざまな言語、さらには音声のアップロードもできる」という点です。
例えば、これはフランス語の体の部位に関する学習セットです。画像をアップロードして、それに対応するように覚えたい単語を設定することもできます。
図を見て答えるような科目や、音声を聞いて答える科目にも対応できちゃうのがQuizletのすごい点ですね。他の種類の学習には画像が含まれる場合があります。
ただし、画像と音声をカスタマイズした学習セットを作りたい場合は有料版に切り替える必要があります。医学生など特に覚える内容が多い&高度な生徒の場合では有料版に切り替えて独自の学習セットを作ってる人も多いみたいですね。
Quizletで選べる7つの学習方法
Quizletは7つも学習方法を提供してくれるんです。
1)単語カード:普通の単語帳として活用する
2)学習:複数の選択肢から正しい回答を選択する
3)筆記:答えを書き込む(入力)
4)音声チャレンジ:いわゆるリスニング
5)テスト:マッチや選択式問題などさまざまな種類の質問で作成されたクイズが出題
6)マッチ:画面にたくさんのカードが表示されるので正しいペアを選ぶ
7)グラビティ:タイピングゲームみたいで楽しい(上記の動画参考)
Quizlet Live(クイズレットライブ)
Quizlet側が「有料版の教員向け機能」としてアピールしているQuizlet Liveがあります。簡単に言うと、ゲーム感覚で生徒が学習できる授業向けの機能です。
Quizlet Liveは、個人ではなく、大勢の生徒グループで同時にプレイできるゲームを作成できる教育者向けの機能です。(もちろん個人でプレイするためのモードもあります)
やり方は以下の通り…
1)教員が学習セットを選択し、Quizletのライブオプションを選択する
2)ゲーム参加用のQRコードが生成される(または、番号を入力することもできる)
このライブゲームでは、参加者(生徒)がチームとなってプレイするか、個人戦として互いに対戦して、学習セットの内容に基づいて質問に答えます。
Quizlet(クイズレット)の費用はいくら?
Quizletには、機能が制限された無料版と、QuizletPlusと呼ばれる有料版(年間約48ドル)が用意されています。残念ながら月ごとのオプションはありません。
有料版では、広告が削除され、オフラインで学習でき、専門家が検証したテキストブックの解説へのアクセスなどもできます。
有料版に登録する際はクレジットカードが必要
有料版にアップグレードにする場合はクレジットカードが必要です。ドル支払いなので不安かもしれませんが、クレジットカードが日本のものでもOKです。むしろ、勝手にドル計算して支払いしてくれるので簡単です。
迷っている場合はトライアル
なんとQuizletの7日間の無料トライアルが利用できます!
私もはじめての時は、日曜日に登録・試行錯誤して、月曜日~金曜日の授業で使ってみました。
こちらのページから無料トライアルについて確認できるので、ぜひ詳細をチェックしてみてください!
お得情報
Quizlet Plusアカウントをグループで購入すると割引を受けることができるんです!
人数に応じて20〜25%の割引が適用されるみたいですので、複数人の先生で一緒に導入するとお得です。
詳しくは公式サイトのページをチェック!
まとめ
Quizletは暗記学習ツールを探している人におすすめです!小中学生から大学生、医学生、法律学生、など大人になって学習する場合でも使うことができます。ちなみに、実際に私がQuizletを使ってみて生徒にアンケート調査をした結果がこちらの記事に書いてあるので、導入に迷っている場合は参考にしてみてください。
特に有料版は強力な学習支援ツールであり、学校教育で活躍する機能が盛りだくさんです。自分で学習セットを作って共有したり、他の人が作った学習セットを見つけたりできるのがいいですね!
サービスの無料版も非常に優れていますが、学校の先生には有料版をお試ししてみることをおすすめします!
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