教員辞めてみました!

教員生活

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タイトル通り、2021年3月末を持って、教員を辞めました!

辞めるかどうか悩んでいた時期もありましたが、結局退職しちゃいました。笑

そこに至るまで考えたことを自分のためにも書き残しておこうと思います。

 

 

今後の予定

カナダに留学します! Co-opというプログラムを利用して、語学の勉強+学生として再勉強+有給インターンの欲張りセットを1年半くらい頑張ります。

教育関連の実践などをまとめるブログでしたが、以降はもっとなんでもありの雑記ブログにしていく予定です…ゆるゆる続けます。

「そもそもなぜこのタイミングで辞めて留学すんの?」という話は以下にまとめます!

 

 

なぜ辞めようと思ったのか

辞めたいな〜と思い始めたのはコロナ禍、2020年の夏あたりです。

同年4月にコロナ禍で新学期が始まり、休校期間、在宅での教材作り、Google ClassroomなどICTの新しいことに挑戦しながらの作業を経て自分の価値観が大きく変わりました。

早速いくつか紹介していきます。

 

 

退職を考えた理由 ネガティブ編

教員の仕事って何だろ

「教科指導はできるけどもう少しオリジナリティを出したい」

「大学受験以外の進路指導ってどうすればいいんだろう」

「そもそもやる気のない生徒に勉強の意義を教えるのが難しいかもしれない」

ちょうど卒業生を出したタイミングで「教員の仕事って何だろうな」と考える時間が増えました。

働き始める前と後ではやっぱり感じることは違いますよね。笑

 

学校運営に対する不安

自分が任された仕事に責任持って取り組む中で、意見を上の人に伝えても、明確な回答を得られないままうやむやになってしまったこともしばしば。

合理的な理由で否定されるならまだしも、自分の努力の及ばない指標で判断されているな~と感じることが多かったです。

例えば、「若手だから経験が足りない」と一蹴された意見が、外部の年長者に言われれば通ることもあり、とても悔しかったのを覚えています。

明るく真面目に仕事してても大事な時に取り合って貰えないのはしんどかったです。 信頼を得るために丁寧に時間をかけて、授業・分掌の仕事に取り組んでも意味がないのか〜と落ち込みましたね。

 

 

教員同士の人間関係

私個人のトラブルというよりは、「忙しさゆえにピリピリしている」空気が2020年は強かったです。 みんな少しずつ不満があるせいか意見も増え、職員会議も長引くことが多かったですし、常に人手不足で、分掌などの人員配置が上手くいっておらず、色々な場面で分掌同士で対立しているようなことがありました。 特に、所属していた分掌では他の教員と管理職の間に挟まれて仕事をすることが多く、立場が違えば意見も違うため、疲れも感じました。

(「若いからPC関係が得意でしょ」っていうのもやめてほしい。 貴方が知らない時間に調べたり、勉強したりしてるだけで全知全能ではない。)

 

退職を考えた理由 ポジティブ編

スキルを身に付けたい

転職活動をしよう!と思い立ち、エージェントと面談をしたり経歴をまとめたりした時期もありました。

いざ転職サイトを2~3登録してみたものの、職務経歴や実績が全然書けない、そもそも他の職業にピンと来ず。

というのも教員という職業は、結果や効率があまり重視されていないように感じます。 民間企業にあるような「〇〇というプロジェクトで△△円の売り上げを達成し、これは前年比■■%の…」みたいな仕事なくないですか…?

「学校の先生として働いてるだけですごい」と友人の多くは励ましてくれます。

でも色々な経験があった方が将来の自分にとってもプラスになると思ったのと、仮にまた教員やるにしても間違いなくプラスなので、マイナスはない!と思うことに。笑

とりあえず、一旦別の事をして、視野を広げたいな~と思い立ったということですね。

 

 

学び続けるって楽しい

「教員は何でも屋」と言われることがありますが、色々な仕事にちょっとずつ携われて個人的には向いていたと思っています! (ただし運動部の指導は厳しかったです。)

教材研究をすればするほど新しい発見があってワクワクしたし、任された仕事の精度をあげるために試行錯誤していく過程もすごく良い経験になりました。

分掌の仕事も楽しかったですし、クラスの文化祭出店のアドバイスや、難関国立大学レベルの進学指導もして生徒が希望する大学へのサポートもできました。

意見はたくさんいうので「謙虚な若手」ではなかったかもしれませんが、その分仕事で応えようと努力は怠りませんでした。

教員として働いていた中で「学ぶ事って楽しいな」と改めて気づきました。 学び=偏差値的な学習ではなく、経験や自分のスキル向上などの総合的な学びです。

そして、今「他のことに挑戦してみたいな」と思うようになり、思い始めたら気持ちを止めることができませんでした。

 

 

学生時代にやりたかったこと

学部~大学院まで研究活動をしていた中で、「一度海外留学してみたい」という気持ちがあったんです。 当時は学生でお金もなく、休学して留学する=社会に出遅れるというイメージがあり行動に移すことはありませんでした。 教員を続けても、転職してもこのモヤモヤは残ったままだったと思うし、「どうせ仕事を辞めるんなら後悔のないように生きよう」と決意! 生徒指導や自分の今後の人生に悩んでいた時に、同僚の英語の先生が「海外行ってみれば?面白いですよ」と進めてくれたのも後押しになりました。

なんだかんだ「やりたかったことをやりたい」が一番大きな理由だったかも。

 

さいごに

そもそも教員になろうと思った理由は、生物学の修士を有効活用できて、テストに受かればOKというところで高校教員を選んだという感じです。 もともと親に言われて教員免許は学部時代に取得していたのと、教育実習で悪い思い出もなかったので悩むことなく教員採用試験を受けました。この辺の事情については「理系大学生は教員を目指すべきか」という別記事でちょこっと触れています。

そんな理由でついた職業ですが、この仕事が向いてなかったとは思ってないです!

周りにも「ちゃんと働いてたのになんで辞めちゃうの?」って驚かれました。笑

教員をしていたからこそ思うのは「もっといろんな世界を見て、視野が広い方が自分も生徒も面白いんじゃないか?」ということです。

教員をもう一度やるか別の仕事をするか以前に、新しい所での生活に慣れるまで少し時間がかかりそうですが、身をもって検証してきます!

勢いに任せて書いたので読みにくいところもあるかもしれませんが、最後まで読んでくださりありがとうございました!

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