面談のやり方とポイント

授業実践

面談1

この記事では生徒との二者面談のやり方や気を付けていることについて紹介します。

学期初めや終わり、テストや模試の結果が出た後、担任になると生徒と面談するタイミングがたくさんありますよね。

12月にわざわざ面談の記事書かなくてもいいかな…と考えもしたのですが、メモを兼ねた記事ということで載せてみました。

1年生~3年生の頭くらいまでの面談を想定しているもので、高度なテクニックというよりは「こういうメンタルでやってますよ」の感じに近い内容かもしれません。

あくまでも個人の意見ではありますが、面談で気を付けてきたことや実際に行ってみての気づきをまとめた内容なので、初めて担任を持つ方や面談に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

面談で気をつけていること

話す量が生徒>教員になるように

時間は数分~30分で時と場合によってかなり違いますが、学校の予定に組み込まれている面談期間での面談は特に生徒にたくさん話してもらえるようにしています。

「生徒が何を考えて、どういう意見や感想を持っているのか」を聞こうと意識すると、自然と教員側の質問が多くなって、結果として生徒が話す量が多くなります。

話すことが苦手な生徒もいますよね…。

その場合は、簡単な内容に分けて質問したり、事前に生徒にワークシートなど記入してもらっておいてそれを見ながら面談したりすることで工夫しています。

 

生徒の様子をみる

あたりまえの事ですが、面談中の生徒の様子をよく観察しています。

眼を合わせてくれない、個人的な話をしたがらない、質問に対する返事が素気ない…等、教員に対してあまりいい印象を持ってくれてないかも?と感じる生徒もたまにいます

「連絡や指示が通る」を基準にしているので、上記のような生徒がいても無理やり距離感を詰めたり態度について指導したりは特にしません。

最初はちょっと悲しい気持ちにもなりましたが、色々な人間がいるので合う合わないは仕方ないことだと割り切りました。笑

ただしこちらは教員なので対応に差をつけることなく、「そういう生徒なんだな~」と把握しておいて、適度な距離感で学校生活を送ることができればいいや!という感じです。

 

「聞いて欲しい」のか「対応して欲しい」のか

面談の最中に悩みを打ち明けてくれる生徒もいます。

話してくれる=教員に何かを求めているわけではないんですよね(これも当たり前)。

生徒によっては自分で解決したいと考えていたり、友達の前ではしっかりしていたいから大人にだけ愚痴を言いたかったり、内容だけでは心情が読み取れないことも…!

勉強の悩み、友達関係、恋愛の話、家族の話…誰かに愚痴を言いたいだけの場合と教員に何かを期待して打ち明けている場合を本人に確認します。

ただし、いじめや生徒に危険が及びそうなことは迅速に対応しなければいけませんね。

 

新年度の面談は?

1年担任であれば生徒全員が初めまして、2~3年の場合も「名前は見たことあるけど話したことはない」くらいの距離感の生徒がいますよね。

年度や生徒の様子を見て内容は変えますが、新年度は「面談シート」を作成して生徒に配布、面談時に提出してもらってこれを見ながら話すという感じです。

下にまとめてあるので参考にしてみてください!

ICT設備が充実している場合はGoogleフォームなどを活用してもいいかと思います。

個人的には、生徒がどんな字を書くのか気になるので紙にしています。笑

3年生の場合は、志望理由書などの進路に関する書類を書く指導をする可能性が高いので、提出物の文字は丁寧に書く練習になるかも?

「面談シート」を用意して事前に話す内容を生徒に書いてきてもらう

①現在の健康状態…文字通り。多くの生徒は「元気!」的なことを書いてきます。もし、気になることが書いてあったら面談で確認します。

②部活動…「頑張っている」とか「辞めたいんです」とか話題が結構出てきます。後者の場合は理由を聞いてアドバイスします。

③趣味/特技…「マシュマロキャッチ」等意外な特技を書いてくれることも。

④長所/短所…この項目の「長所」が生徒的には一番悩むみたいです。笑

⑤得意な科目/苦手な科目…「どうして?」と問いかけて生徒が理由を話せればOKくらいの質問です。進路に関する情報というよりもコミュニケーションを目的として質問に入れています。

⑥休日の過ごし方…これもコミュニケーションを目的として質問に入れています。生徒によっては家庭の状況や悩みなど呟いてくれることがありました。

⑦友人(または一緒に通学している人)新1年生の時は特に大事にした方がいい質問だと思っています。交友関係を作りたいけど難しいような生徒が居たら、HR活動等できっかけを作ってあげるとスムーズです。このタイミングで「お昼はどこで誰と食べてるの?」と聞いてみると、より生徒の交友関係がわかるのでおすすめです。

⑧クラスについて…「楽しい・にぎやか」といったポジティブな意見か「馴染めるか心配・うるさい」といったネガティブな意見に分かれます。ネガティブな意見を伝えてきた生徒には理由を詳しく聞いておきます。

⑨高校生活について…これも⑧と同様で意見がわかれます。学習活動や進路への不満・不安、人間関係など理由は様々ですが、ネガティブな意見だった場合は理由を詳しく聞いておきます。

⑩今年の目標・抱負…コミュニケーション目的の質問です。大きな目標から小さな目標まで色々ありました。

⑪卒業後の進路希望…希望している大学・学部・学科等、大学等を希望した理由などできるだけ具体的に書いてもらうようにしています。よく考えている生徒、色々調べている生徒、まだ何も考えていない生徒を把握しておくことで、次年度の科目選択や進路についてアドバイスしやすくなります。必要であればこのタイミングでアドバイスしてもOKだと思います。

⑫進路希望の実現には何が必要か…この質問を聞くと「たくさん勉強する」といった事を書いてくる生徒が多いです。「科目は?」「何をどのくらいする?」「いつまでに?」とスケジュールを立てるヒントをあげるようにしています。

⑬現在の1日の平均勉強時間…学習の習慣がついている生徒はたくさん褒めて、まだの生徒には⑫を参考にアドバイスしています。

⑭自己PR…PR苦手な生徒が多い場合はなんでもありの自由記述欄にすると楽しいです。「好きな物のプレゼン」とか「最近の他の楽しかったこと」等本当に色々書いてきてくれました。もちろん、面談の時にちゃんと拾って会話に盛り込みます。ここが一番盛り上がれば、生徒と良い関係を築きやすいです。

 

テスト・模試の後の面談は?

面談_模試

個票や模試のデータなどを用意し、それを見ながらの面談です。

結果が良ければ褒める、悪かった場合も努力がうかがえた点を探し褒める

「勉強した・しなかった」、「時間をかけた・かけなかった」は高校生になれば自分でよくわかっていました。

生徒との関係性にもよりますが、最初は褒めることから入ると生徒もその後の話を落ち着いて聞いてくれます。

 

模試の結果の場合は志望校判定で一喜一憂させない

1~2年生の場合、よほどの進学校でなければ受験勉強をしている生徒の方が少ないと思います。

本校の場合、進路もまだ未定であったり目についた大学をとりあえず記入している生徒が多かったですね。

E判定だったとしても落ち込む必要はなくこれから努力を重ねればいいし、A判定だったとしたらまだ上のレベルを狙う努力を進めます。

じゃあ何を基準にアドバイスすればいいの?ということですが、「生徒がこれまでにどんな努力をして、今後どういう努力をするか」について一緒に考えることを目標にしていました。

例えば、偏差値以外にGTZという指標をもとにコメントしています。

本校ではベネッセの模試も実施されていて、ベネッセオリジナルの指標がGTZです。

GTZとは学習到達ゾーンの頭文字を並べた略語
テストの得点から、全国における生徒個人の学力の位置をS1~D3の15段階で評価したもの

よく目安にされる偏差値ですが、母集団により数値が変わるため、生徒が受けている模試の受験者レベルによっては参考にならない可能性もあります。

GTZは母集団が変わっても値は変わらない(いつどのような試験を受けたとしてもその値は変わらない)ので、個人の学力の変遷が追いやすいです。

ただしオリジナルの指標なので、他の模試の場合は偏差値を基準にコメントすることもありますし、偏差値の方がわかりやすい場合もある(保護者への説明など)ので使い分けています。

 

まとめ

面談_まとめ

この記事では二者面談のやり方や気を付けていることについて紹介しました!

選択科目の増えた高校生の場合、クラスのHR活動でしか接点のない生徒もいるので、面談は貴重なコミュニケーションや生徒理解の時間です。

面談中に悩みを打ち明けてくれる生徒は、私の事を信頼してくれているんだな~と思っているので、次の面談の時に「そういえばどうなった?」と聞くことも大切にしています。

コロナの影響で従来通りの面談が困難な場合もあるかもしれませんが、生徒の事を理解しようという努力する気持ちは変わらず、生徒・教員ともに有意義な時間になるように工夫していきたいですね。

この記事が誰かの参考になっていれば嬉しいです!

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