この記事では私自身が教員採用試験に合格するために実践した7つの行動を紹介します。
いつ頃からどんなことをすればいいのか当時の私も悩みました。
大学院生だったため修士論文の研究活動と平行して進めなければならず時間がいくらあっても足りないかった…!
「やってよかった」と思ったものを7つ抜粋したので、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
①採用試験関連書籍を買う
「情報収集無しに勝つことはできない」と思っていたので、採用試験の情報や教育関連の情報をまとめて確認できる雑誌を購入していました。
例えば下記のような雑誌です。
どちらも有名な雑誌で、教員を目指すなら目を通しておいた方がいい情報がたくさん載っています。
筆記試験のポイントや、面接や小論文の対策、校種別の生徒指導事例はもちろんですが、教育に関する最近のニュースや法律も抑えられるので良かったです。
私は教員養成セミナーの方を大学の書店で定期購入していました。
参考書と一緒で、中身を確認して好みの方を1冊買えば十分だと思います。
普通の本屋でもネット通販でも購入できるので、まずはお試しで読んでみてください!
デメリットとしては、一冊1400円くらいします…大学生の経済状況では高いと感じるかもしれませんね。
②教育新聞の購読をする
教育現場の動向を知るために教育新聞の購読もしていました!
「学校教育に特化した新聞」なので、実際の学校現場事情や現役の教員が抱えている問題点などを把握することができます。
自治体別の流行りの教育活動などもざっくり把握できるので、自分の出身地や大学がある都道府県以外の自治体を受けることに不安を感じている人におすすめしたいです。
月・木で発行される紙面版、いつでもどこでもみられる電子版があるので、自分の好みで使い方を分けられます。
しかも学割制度があり3割引きに…お金の無い大学生の私にとってはありがたい。
①の雑誌2つ買うくらいなら、雑誌+教育新聞をおススメします。(それでも月額3000円程度で情報収集が十分にできてしまう)
紙面版も通常の新聞みたいに毎日来るわけではなく、週2回の発行は丁度いいペースでした。
電子版だと休み時間や通学のすき間時間にも確認できるので便利です。
さらに私は紙面版を使って、スクラップ帳を作成してました。
③スクラップ帳を作る
②の教育新聞を利用してスクラップ帳を作成していました。
紙面版が週2回届くので、そこから気になる記事を1つ選んでスクラップ帳を週1~2で作ってまとめていました。
この作業のメリットは、教育関連の法律や用語を調べる中で理解できますし、自分の意見を少しでもアウトプットすることで小論文や面接対策になります。
デメリットは「面倒くさい」です。笑
新聞を読んで→記事選んで→内容を調べて→重要なところにマーカーして→要約して→自分の意見を書く…と1時間はかかります。
大学院1年の10月くらいから始めて、進級して研究がより忙しくなる前に3月でスクラップ作成は止めました。
スクラップを作ることが大事なのではなく、問題や内容を把握して自分の意見を持てるかどうかが大事だと思うので無理しない程度に講読することを目標にすべきだと思います。
④セミナーや講習に参加する
大学が斡旋していた「教員採用試験対策講座」にも申し込みしました。
大学院1年の10月~開始で、一番最初の勉強リズムをつかむ参考になりました。
これがめっちゃ高くて泣く泣く貯金を崩したのを覚えています。(十数万くらい?)
個人的に採用試験で一番心配だったのは「教育関連の法律」だったので、必要最低限の講座だけ申し込みしたのにいい値段…。
講座を申し込めば特典として小論文の添削指導や直前の面接指導もしてもらえたのはおいしかったです。
メリットとしては、東京アカデミー(だった気がする)の先生が出張講座として来てくれていたのでそのノウハウをそのまま学べます。
最近の傾向や出やすい所・間違えやすい所などを独自の冊子で学習できるので効率が非常に良かったです。
あと、グループディスカッションなどが試験にある場合は、こういう講習を受けないとなかなか練習が難しいと思います。
教育学部所属であれば協力してくれる仲間はたくさん見つかりそうですが、教員志望者が少ない学部の私は相手を見つけるのも一苦労でした…。
デメリットは最初にも言いましたがお金がかかること…情報を金で買うと思って腹をくくれるかどうかですね。
超個人的なデメリットは、教育学部の大学4年生(秋当時はまだ3年)が8割を占めていて(当たり前)、仲良しこよしの緊張感のない雰囲気が合わなかったことです。笑
研究と講習とバイトの掛け持ちで私がピリピリしすぎていただけかもしれませんが、講義中に帽子も脱げないような奴が教員になるなー!!!!笑
⑤教育委員会のメールマガジンに登録する
志望する自治体のメールマガジンなどにいますぐ登録してください!!!
これは高いお金を払って参加した有料講座の中で得た、すぐに誰でも無料でできる役立つ知識です。笑
教員採用試験雑誌や教育新聞よりもピンポイントで自治体の欲しい情報が入ってきます。
都道府県の教育委員会のホームページを探してすぐに登録しましょう!
ついでに都道府県のメールマガジンも一緒に登録しておきましょう!
都道府県知事の名前、都道府県の特徴・名産、政策、特別な取り組みをしている学校などを知ることができるので2次対策に繋がります。
無料でできるのに得られる情報が多くて最高でした!
⑥単語帳を作る
あるあるかもしれませんが単語帳を作って、バイトや研究の休憩時間などのすき間時間に覚えていました。
特に重要な教育法規関連を覚えたくて、それだけまとめていました。
書店に行けば似たような本は売っていましたが、節約したかったので自作です。笑
「覚えているものは覚えなくていい」わけですから「覚えていないものだけ覚える」ためにオリジナルの単語帳を作った方が効率もいいかな…と思います。
⑦教員志望ではない人と意見交換
教員志望ではない人とも意見交換することをおススメします!
「教員採用試験雑誌」「教育新聞」「教員採用試験講座」など色々勧めてきたのに何故?と思いますよね。
グループディスカッションとか集団面接をやってみるとわかると思うんですけど、教員を目指している人ってみんな似たようなこと言いませんか?
同じように真剣に勉強してるから「望ましい回答」を刷り込まれがちなんですよね。
別にそれが悪いわけではないのですが、「Aという方法の他にもBという方法がある」のように色々な視点からアプローチできるかどうかも大事ではないかと思いました。
たまたま私は理学部で、教員になろうなんてこれっぽっちも思った事がない友人と一緒に学生生活を送っていたので色んな意見を聞きやすかったです。
「PCスキルの高い中学生が県のデータベースにハッキングをしてしまった」というニュースがあったとします。
当時の私は「情報の取り扱いやモラルについての指導が足りない。もっと情報教育に力を入れるべきではないか」と考えました。
ところがある友人は、「それだけのスキルがあり、それに教員が気づいてあげられていたら、そのスキルをいい方向に伸ばせたはず。生徒がどんなことに興味をもっていて、どんなことができるのか注意深く観察しておくべきだったよね。」と言ったのです。
聞けば「確かに」と思いましたが、友人に言われるまではこの視点に気づきませんでした。
みなさんはどう感じましたか?
あくまでも一例ですし、これは本当に個人の感想なので、共感または機会があれば意見交換してみてください!
まとめ
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